直方市と伊藤忠テクノソリューションズによるMaaS×オンデマンド交通の実証実験開始

直方市では伊藤忠テクノソリューションズと連携し、予約制の乗合タクシーと経路検索システムとを組み合わせたオンデマンド交通によるMaaS(Mobility as a Service)の実証実験を始めます。
https://www.city.nogata.fukuoka.jp/sangyo/_1230/_11383.html

直方市は、本実験で得られた知見、データ等を通じて新たなニーズも見据え、市民と事業者にとって持続可能な公共交通体系の解決の糸口を見出すことを目指します。
サービスURL:https://maas-ctc.jp/nogata/

直方市では伊藤忠テクノソリューションズ株式会社と連携し、地域の社会的課題を解決するため、AI(人工知能)を活用した予約制の乗合タクシーの実証実験をスタートします。

実証実験エリアは、上頓野、畑・永満寺の2エリア。どちらもバス路線が少ない交通空白地域と言われる地域です。買い物に出るにも、病院へ行くにも自家用車がないと少し不便な地域。そこで既存の路線バス、コミュニティバスへ乗り継ぎができるサービスをMaaS(Mobility as a Service)を使って始めます。

MaaSとは、鉄道や路線バスなどの交通手段の情報をまとめて、アプリや電話から検索、予約を行うサービスのことです

利用者はエリア内で乗降場所を自由に設定し、予約が入るとAIが複数利用者を輸送するのに効率的な運行ルートを判断して、乗合のタクシーを運行します。利便性を考慮して、上頓野エリアではイオンモール直方を出発地、目的地にも出来ます。畑・永満寺エリアでは、道目木バス停付近、頓野郵便局前付近を出発地・目的地にすることもでき、既存バス路線への乗り継ぎに繋げます。

運行エリア図

「市内全域じゃなくでエリア内しか乗れないの?」「それって劇的に便利になったわけじゃないよね」なんて声が聞こえてきそうですが、鉄道や路線バスの経営が厳しい状況の中、既存バス路線との共存により、将来にわたって持続可能な公共交通体系の解決の糸口を見つけることを目指しています。

実際に地域のみなさんに受け入れてもらえるのかどうか。地域公共交通の活性化につながるのかどうか。この実証実験で見極めることができれば、同様の課題を持つ地域の解決にもつながる可能性があります。

・実施期間
 令和4年5月9日から令和4年8月5日  

・運行時間 
 平日午前8時00分から午後5時00分
・予約受付時間 
 スマートフォンアプリ:24時間
 電話:平日午前8時00分から午後5時00分
・運賃
 大人1回300円(小学生以下、障がい者150円)/人 
 ※令和4年5月9日から令和4年5月13日は無料

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

MobiliTech編集部

クルマ×モビリティ×テクノロジー。MaaSの今がわかるサイトです。最新記事や業界動向をアップしていきます。プレスリリースはmt@mobilitech.jpにお送りください。

-MaaS, ニュース
-,