KDDI、5G対応配送ロボットで食事と医薬品のデリバリーを実施

川崎重工業、ティアフォー、KDDI、損害保険ジャパン、menu、武田薬品工業の6社は、東京都の「西新宿の課題解決に資する5G等先端技術サービスプロジェクト」における取り組みとして、2023年1月23日から2023年2月10日まで、5Gを用いた遠隔監視で運行をする複数台の配送ロボットを使った食事および医薬品などの自動配送サービスを提供するプロジェクト を実施する。今回のサービス提供は2021年度の公道配送実証 に続く取り組みにあたり、事業面・運用面・技術面の課題抽出を通じて、西新宿エリアにおける継続的なサービス提供や東京都内の他エリアへのサービス拡大の早期実現を目指す。

このプロジェクトは、2021年度に引き続き川崎重工、ティアフォー、損保ジャパン、KDDIの4社で自動配送サービスのパッケージを提供。また提供先として、フードデリバリーのプラットフォームを提供するmenuや、医療関係物資配送/回収をタケダと協力し実施します。異なる分野において、それぞれのユースケースごとの課題を抽出することで、より幅広い領域での自動配送サービスの活用可能性を模索する。

menuは配達員の代わりに配送ロボットが食品の配送を行う。配達員と共に自動配送ロボットがどう生活者に受け入れられるのか、人手が足りなくなる雨天時や夜間での配送ロボットの適応可能性などを検証するとともに、保温機能など配送ロボットならではの配送品質向上にも着眼し、配送サービスを行う。

タケダは医薬品の個人宅配送が定常化する環境変化を見据え、オンライン診療・オンライン服薬指導に加え、配送ロボットによる自動配送サービスを組み合わせた取り組みを実施。
往路で血友病患者向けに処方箋医薬品を配送し、復路で医療廃棄物の回収を行うことにより、配送ロボットならではの強みである「非接触」、「荷物のトレーサビリティ」、「重量物の配送」といった利点の検証を実施するとともに、患者さんのアドヒアランス (治療の継続性) 向上や医薬品の「製造」、「流通」、「サービス」の観点から患者さんに医薬品を安全かつ効率的に届けるための知見を収集する。

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MobiliTech編集部

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