日産とホンダ、戦略的パートナーシップでEVシフトを加速

日産自動車と本田技研工業は、自動車の電動化とインテリジェンス化に向けて、戦略的なパートナーシップを検討する覚書を締結した。両社は、カーボンニュートラルな社会と交通事故ゼロを目指す取り組みを加速させるため、環境対応技術、電動化技術、ソフトウェア開発などの領域を強化する必要があると認識しています。

協力の柱

具体的には、以下の分野で協力を進めている。

  1. 自動車車載ソフトウェアプラットフォーム: 両社は、次世代の自動車ソフトウェアプラットフォームの共同開発を検討。これにより、運転支援システムやエンターテインメント機能など、車載ソフトウェアの革新が期待される。
  2. バッテリーEVのコアコンポーネント: 電動化技術の進歩には高性能なバッテリーが欠かせない。日産とホンダは、バッテリーEVのコアコンポーネントの共同研究を行い、持続可能なモビリティの実現に貢献します。
  3. 商品の相互補完: 両社は、各自の強みを活かしながら、商品ラインナップを相互補完することで、顧客にさらなる選択肢を提供する。これにより、市場での競争力を向上させることを目指す。

日産とホンダは、将来的な協業を見据え、戦略的な検討を進めていくことで、持続可能なモビリティ社会の実現に向けて一歩前進していく。

■日産自動車株式会社 代表執行役社長 兼 最高経営責任者 内田 誠のコメント
「今後加速するモビリティへの変革に対し、中長期的な視点で備えをしていくことが重要であり、今回、両社が共通の課題意識のもと、合意に至ったことは大変意義深いものだと考えています。今後、両社で論議を重ね、持続的成長に向けて、WIN-WINとなる結論が見いだせることを期待しています」

■本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部 敏宏のコメント
「100年に一度と言われる自動車業界の変革期において、両社がこれまで培ってきた技術や知見の相乗効果により、業界のトップランナーとして自動車の新たな価値創造をリードする存在となり得るかの観点で、両社のパートナーシップの可能性を検討していきます」

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