エアバスは「CityAirbus NextGen」の電気モーター開発でMAGicALL社と提携

Airbus(エアバス)社は、電動垂直離着陸機(eVTOL)「CityAirbus NextGen」のモーター供給元として、MAGicALL社を選定しました。エアバス社のeVTOL試作機には、MAGicALL社が製造する最新世代の電気モーター「MAGiDRIVE」をカスタマイズしたものが搭載される予定です。

CityAirbus NextGenの電気推進システムを詳細にカスタマイズすることで、プロトタイプのユニークなデザインにマッチした機能を活用し、性能と信頼性を向上させることが可能になります。CityAirbus NextGenに搭載される軽量ブラシレスモーターは、革新的な設計と製造の産物であり、最新世代のMAGicALLの磁気技術とパワーエレクトロニクス技術を組み込んでいます。

エアバス社のアーバンエアモビリティ(UAM)部門責任者であるJoerg P. Muellerは、次のように述べています。「CityAirbus NextGenの電気推進システムの開発に、MAGicALLの経験を生かすことができたことを誇りに思います。MAGiDRIVEの高いトルクと軽量性、そして堅牢な設計は、航空機の全体的な効率に大きく貢献するでしょう。」

この電気モーターは、モーター本体とその制御システムの両方を、完全密閉型の空冷式推進ユニットの一部として完全に統合したソリューションにより、エアバスのeVTOLプロトタイプのシームレスアーキテクチャにも貢献する予定です。

MAGicALL社は、カリフォルニア州に本拠を置く電気モーターのリーディングサプライヤーです。2004年に設立された同社は、航空宇宙産業向けのカスタムマグネットソリューションとパワーエレクトロニクスソリューションで実証された専門知識を有しています。MAGicALLは、エアバスの傾斜翼型UAM技術実証機「Vahana」の動力源となるモーターの開発にも貢献しています。

2014年以来、エアバスは電気推進が新しい種類の航空車両の開発を促進するのに役立つことを探求してきました。2021年9月には、完全電動eVTOLプロトタイプ「CityAirbus NextGen」を発表しています。エアバスは、新しいモビリティサービスを提供するだけでなく、製品群全体で航空における排出量を削減するための重要なステップとして、eVTOLを用いたUAMソリューションの開発を進めています。

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MobiliTech編集部

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