マツダはコネクティッドサービス全体の料金体系を見直し、「安心・安全」に関わる機能は無料期間を3年間から10年間に延長すると発表しました。「快適・楽しむ」に関わる機能にも新プランが導入されます。
緊急時の自動通報機能「マツダエマージェンシーコール」は、CX-60では新たに設定される「ドライバー異常時対応システム(DEA)」との連携機能が追加されるほか、「見守りプラン」を設定も行います。
なお対象車種は新規に購入するユーザーだけでなく、既に対象車種のユーザーも加入が可能です。
マツダは「安心・安全」に関わる機能を初度登録後10年間無料にします。コネクティッドサービスにより、急病や車両故障など、いざという時にはオペレーターが救急や警察、販売会社と連携してユーザーのサポートを行います。
また、現在コネクティッドサービスを利用しており、当初の無料期間(初度登録から3年間)を経過したユーザーも、「安心・安全」に関わる機能は初度登録後10年間、引き続き無料で利用可能となります。あわせて「快適・楽しむ」機能は、無料期間を終了した後も、ユーザーの使い方に応じて、必要なプラン(有料)を必要な時に利用できます。
マツダのコネクティッドサービスは2019年9月より「安心・安全」「快適・楽しむ」の2つの機能群を軸に提供をを開始しました。現在では対象車種の新車販売のうち約90%のユーザーが契約。既にコネクティッドサービスを利用中のユーザーから「事故や故障などの非常時に適切なサポートをしてもらえた」「MyMazdaアプリからの情報提供が有益だった」「次に乗る車もコネクティッドサービスがなければダメだ」という、高い評価を得ているといいます。
国内営業担当の東堂一義執行役員は「マツダは、人を中心に考えたクルマづくりと、お客様に安心してカーライフを送っていただけるサービスの両面で、いつまでもクルマの運転を通じて自由な移動を楽しむことができる、安心安全な社会の実現を目指してまいります」と述べました。
■コネクティッドサービス 新プランの概要は以下の通り
●「安心・安全」機能 (初度登録後10年間無料)—マツダエマージェンシーコール重大事故や急病など万一の場合、車載通信機から緊急通報と位置情報を発信し、オペレーターがお客さまに代わって救急・警察などを手配します—マツダアドバイスコール重大な故障が発生した場合もオペレーターがサポートし、ロードサービスや修理の手配・相談ができます—コンディションモニター「MyMazda」アプリでメンテナンス情報などを確認できます—バッテリーケア*4バッテリーに優しい使い方を「MyMazda」アプリへの通知や入庫の際の待ち時間を活用し、アドバイスします—バーグラアラーム通知車両に対して不審な動きを感知し、バーグラアラームが作動すると、作動要因とともに「MyMazda」アプリへお知らせが通知されます
これらの「安心・安全」機能により、例えば警告灯が点灯し不安になった時も、「MyMazda」アプリで情報を得ることができ、販売会社に相談もできます。いざという時もお客さまの不安軽減をサポートします。
またCX-60向けには、ドライバー異常時対応システムとの連携機能が追加され、ドライバーが意識を失うような緊急事態の時に自動で緊急通報「マツダエマージェンシーコール」を行えるようになります。
●「快適・楽しむ」機能 (初度登録後3年間無料、4年目からは『コンフォートプラン』として有償提供)—目的地送信目的地をスマートフォン経由で車両に送信することができます—カーファインダー「MyMazda」アプリを使用することで、クルマの駐車位置を確認できます—リモートモニター「MyMazda」アプリで燃料残量や走行距離などクルマの状態を確認できます—リモートコントロール「MyMazda」アプリで離れた場所から、ハザードランプの消灯やドアロックが可能です—うっかり通知ドアロック忘れなどが起こっても「MyMazda」アプリに通知が届きます—EVサポート*4離れたところから、エアコンのON/OFF操作が可能なリモートエアコンや、充電残量を「MyMazda」アプリで確認できるリモートモニター等、EV専用の機能をご利用いただけます
例えば事前に調べておいたドライブの目的地を自宅に居ながらマツダの専用カーナビゲーションシステム(マツダコネクトの一機能)に設定「目的地送信」することができ、ドライブ当日はスムーズに出発することができるようになります。また、クルマを駐車した場所を思い出せない時には、「MyMazda」アプリを通じて駐車位置を確認「カーファインダー」することができます。
●基本機能 (初度登録後10年間無料)—ソフトウェアアップデートマツダコネクトのソフトウェアを車載通信機経由で更新できます—リコール通知*ご利用中のクルマにリコール情報があった際に、「MyMazda」アプリに通知を行います。(*2021年10月以降に生産されたMAZDA3、MAZDA CX-30及びMAZDA CX-60のみ)●「その他」機能—地図更新(差分)*2道路の地図データを車載通信機経由で更新することができます
●CX-60向け機能—マツダマイカーケア車両へのいたずらや盗難が発生した時に、警備会社からガードマンを派遣、車両の状態確認・監視を行います—ドライバーケア任意でクルマの速度や運転時間、走行エリアを「MyMazda」アプリに設定しておくことで、設定した条件になると「MyMazda」アプリにアラートを届けることができます—リモートエンジンスタート*3クルマの空調システムと連携し、走行開始時の視界確保および快適な車内温度の確保に貢献します
マツダマイカーケアおよびドライバーケアは月額330円(税込)で、CX-60向けの「見守りプラン」として提供。リモートエンジンスタートは月額220円(税込)で、必要な時に必要な期間だけご利用いただけます。例えば、ドライバーケアを利用することで、ご家族のクルマが外出先から自宅近くに戻ってきていることを把握できます。クルマでの帰宅に合わせて、夕食を準備・家族団らんによる生活を愉しんでいただけます。
■対象車種
コネクティッドサービスが利用できる以下車種すべて・MAZDA3(2Lガソリンエンジン(SKYACTIV-X含む)及びディーゼルエンジン搭載車 ※2019年5月発売)・CX-30(全車 ※2019年10月発売)・MX-30(全車 ※2020年10月発売)・CX-5(2020年12月の商品改良以降の全車)・CX-8(2020年12月の商品改良以降の全車)・CX-60(2022年9月発売予定)