BYD、自動車専門商社の明治産業と協業

 BYD Auto Japanは自動車部品の専門商社であり自動車の車検や修理、整備における能力開発プログラムなども提供する明治産業と、サービス技術トレーニングの領域において協業すると発表しました。
 BYD Auto Japanは2023年1月の日本での乗用車発売開始に向け、正規ディーラーのスタッフに向けたサービス技術トレーニングを実施。トレーニングでは、明治産業が有する最新の機器ならびにシステムが導入された施設や設備などを駆使しながら、ディーラーのスタッフのEV整備に欠かせない知識量と技術力を向上させ、お客様に満足いただける高品質なアフターサービスを提供できるよう体制を構築します。

 中国・深圳に本社を構えるBYDは、乗用車のほかEVバスやEVトラックなどの商用車も含む新エネルギー車を世界70超の国と地域、400超の都市で展開。日本におけるBYDの乗用車販売サービス専業会社であるBYD Auto Japanは、この度EV3車種の販売を決定し、2023年1月にミドルサイズe-SUV「ATTO 3」、2023年中頃にe-Compact「DOLPHIN」、そして2023年下半期にe-Sedan「SEAL」の計3車種を発売します。
 この度の乗用車販売開始にあたって、BYD Auto Japanは、日本のニーズに応えるサービス体制を構築するべく、2025年末までに日本各地に100店舗以上の販売ネットワークを構築し、乗用車の販売とアフターサービスを提供する計画です。

そこで、BYD Auto Japanは、日本各地に設ける正規ディーラーのスタッフがBYD製EVの整備に欠かせない知識と技術を身に着け、高品質なサービスを提供することを目的として明治産業と業務委託契約を締結。
 明治産業は、自動車部品の国内卸売事業に加えて、自動車の車検や修理、整備における業務効率・品質向上に貢献するためのトレーニングセンター「Seiken e-Garage」を2017年に設立するなど、自動車部品の枠を超えて事業の拡大を進めています。蓄積された技術と最新設備を備えた「Seiken e-Garage」では、トレーニング施設そのものや工場設備のほか、トレーニングチームによるお客様に合わせた能力開発プログラムなどの提供を通じて、日本全国の自動車整備会社を包括的にサポートしています。
 今後、BYD Auto Japanは「Seiken e-Garage」などの施設や設備を活用しながらBYD専用のトレーニングカリキュラムを企画・実行し、ディーラーのサービス品質向上に努めるとのことです。

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MobiliTech編集部

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