プラゴ、長野県に買い物や飲食を楽しめるEV充電ステーションを設置へ

EV充電サービスのプラゴは買い物や飲食、休憩場所などと充電サービスを一体型で提供するEV充電ステーション「PLUGO PLACE(プラゴ プレイス)」を、国内に設置するプロジェクトを開始します。2024年中に1拠点目の完成を目指し、2030年内までに600拠点の設置を目指します。

プロジェクトには不動産開発業者、地方公共団体、飲食やエンターテインメント、二次交通等のサービス事業者をはじめ、広く共創パートナーの募集を行います。第一弾として、長野県観光機構とパートナーとなり、地元企業を中心にコンソーシアムの形成を図ります。今後、都市部や郊外、観光地など、各地の特性を生かした充電ステーションの設置計画を進めます。

―「PLUGO PLACE」概要―

■EVユーザーにとって確実に安心して充電できる場所を提供

充電ステーションには、最大利用時間60分間の急速充電器「PLUGO RAPID」を設置。専用アプリ「Myプラゴ」から事前予約でき、確実に安心して充電できます。

■EVがある生活をより豊かにする、充電時間の提案

充電中の時間を有意義に過ごすための、買い物や飲食、休憩場所、エンターテインメントなどのコンテンツを提供。「ながら充電」の利便性と、EVだからこそできる体験を拡充します。

■EV普及に合わせた土地の活用

PLUGO PLACEをEVでの移動拠点とすることで、近隣に居住や訪問する自動車の電動化を図り地域の脱炭素に貢献するほか、郊外では新しい人流の創出、都市部では渋滞の緩和を図ります。また、ロードサイドや人口集積地における遊休地や、新たな開発エリアにおける活用を見込むことができます。

事業背景

日本国内では、2035年までに新車販売の電動車100%実現を目指し、2030年までに15万基の充電インフラ設置を目標に掲げています。EVシフトには充電インフラの整備が不可欠である一方、EVユーザーの半数以上が“充電に時間がかかる”ことをEVの懸念点としているとされ、充電時間を考慮したEV充電サービスの設計も重要です。

プラゴによると、出かける際に充電設備のある施設を好んで選ぶEVユーザーの数は8割近くを占めており、サービスステーションに立ち寄って移動するガソリン車とは異なる行動様式が見て取れます。

このことから、充電時間を有意義に過ごせる体験と、人流を生みたい場所とを掛け合わせることで、EVユーザーの充電の懸念を解消するとともに、土地の利活用を考慮した充電インフラ整備を図ることができると言えます。

プラゴは、これまでにゴルフ場やホテル、商業施設などに事前予約できる充電ステーションを導入するほか、埼玉県長瀞町、長野県小布施町、軽井沢町といった地方公共団体と協定を結び充電インフラ整備に取り組んできた知見に加え、EV充電サービス事業者として国内初となるデザイン拠点「PLUGO DESIGN CENTER」の持つ創造力を集結させた新しい充電インフラモデルの構築に至りました。

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MobiliTech編集部

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