
2026年2月5日、ドイツのハイデルベルクにて、BMWグループと国際的な循環経済企業PreZeroは、欧州自動車産業における循環経済を大幅に進展させるための戦略的協力協定を締結しました。この提携は、使用済み車両のリサイクルに関する新たなビジネスモデルを開発し、材料とリサイクルにおけるクローズドループを構築することを目的としています。
両社の協力は、自動車産業が直面する原材料への依存度低減とサプライチェーンの強靭化という課題に対応するものです。使用済み車両を戦略的な材料源として活用し、部品の長期的な利用を促進します。その上で、革新的なリサイクルプロセスを通じて高品質な再生材料や原材料を回収し、一次原材料の必要量を大幅に削減することを目指します。
BMWグループのカスタマーサポート&アフターセールス担当上級副社長であるラルフ・ハットラー氏は、今回の提携が循環経済を真のビジネスモデルとして確立する上で重要な節目であると述べました。同社にとって循環性は、企業戦略の中心であり、CO2排出量削減と資源効率の主要な推進力であるとのことです。
一方、PreZeroドイツのCEOであるカーステン・デュルファー氏は、昨年欧州最大のバッテリーリサイクル施設を買収したことに続く、自動車産業における機能的な循環経済確立への重要な一歩であると強調しました。両社は、厳格なコンプライアンスと持続可能性の要件を満たしつつ、産業の脱炭素化を推進するスケーラブルなソリューションを開発していく方針です。
この協力の基盤として、BMWグループは「リサイクル設計」のノウハウや自社のリサイクル・解体センター(RDC)で得た知見を提供します。PreZeroは、欧州の材料フローや選別技術、バッテリーリサイクルに関する専門知識を共有します。これにより、使用済み車両の包括的なリサイクルを保証するビジネスモデルの開発、革新的なリサイクルプロセスの実用化、そして材料フロー管理の新たなアプローチが共同で進められます。この取り組みは、自動車産業のレジリエンスと競争力を強化し、EUの循環経済戦略にも合致するものです。
BMW Group and PreZero drive circular economy for Europe’s automotive industry