Honda e日記・第6回「ジャパンEVラリー白馬2022に行ってきた」

宿泊した「白馬樅の木ホテル」には急速充電器があり、帰りは満充電からスタートできた

 7月23~24日、長野県白馬村で開催された「ジャパンEVラリー白馬2022」にHonda eで行ってきた。

 白馬村は東京の自宅から約300キロ。航続可能距離がスペック上、200キロちょっとしかないHonda eにとっては、まさに何回かの充電が必要な、まさに「ラリー」であった。

 23日の朝4時半から自宅を出発。中央道の談合坂PA、八ヶ岳PA、梓川SAという3つのEV充電設備で充電を行い、なんとか10時過ぎには白馬村にたどり着いたのだった。

 やはり、海抜700メートルを超える白馬村まで上り坂が続くということで、どんなに充電しても航続可能距離が伸びない可能性もあり、また「充電しようと思ったら、他のジャパンEVラリー参加者と鉢合わせして、すぐに充電できない」という恐れもあったため、余裕を見ながら道中、3度の充電をしたのだった。

 

 イベントでは全国から60台を超えるEVやPHEVを乗りこなす人たちが集まっていた。最新のEVもあれば、ビートルやジャガーといった旧車や軽トラのエンジンを外し、EVに改造している猛者もいて、話を聞くだけで楽しかった。

 また、最新のEVに試乗できるとあって、早速、日産ARIYAを予約して20分弱、白馬村の道路を走ってみた。同乗してくれたガイドさんからARIAの操作方法や特徴などのレクチャーも受けられた。一般道をかなりゆっくりでの走行であったが、乗り心地はかなり良かった。是非とも、何かの機会があれば、高速道路で「プロパイロット2.0」を試してみたいものだ。

 また、会場では日産サクラ、三菱eKクロスEVも試乗車としてラインナップされていた。この2車種が、とにかく自動車ジャーナリストたちから評判が良かったのが驚きであった。

 「単なる軽自動車」と侮ってはいけないようだ。これまた、どこかの機会で試乗してみたいものだ。

 ジャパンEVラリーでは、2日目に参加者のEVやPHEVが集まり、白馬村をパレードするという催しも開かれた。参加した60台近いEVなどが集まり、白馬の山々をバックに一列になって白馬村を走るというのはかなり壮観だ。是非ともドローンで動画で撮影して欲しいと思ってしまったほどだった。

 普段、街中で遭遇することのない、Honda eが、自分の他に数台、参加していたこともあり、なんだか仲間を見つけて嬉しくなってしまった。Honda eは国内では1000台ちょっとしか販売されていないので、なかなか街中で他のHonda eを見つけることはないのだった。

 ジャパンEVラリー白馬2022、このタイミングでEVを購入している人に出会えるという言うだけで結構、楽しいイベントであり、また来年も参加しようかと思っている。

約60台のEVやPHEVが参加した
EVに改造されたジャガー
モーターが搭載されたビートル
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石川 温/Tsutsumu ISHIKAWA

月刊誌「日経TRENDY」編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。ラジオNIKKEIで毎週木曜午後8時20分からの番組「スマホNo.1メディア」に出演(radiko、ポッドキャストでも配信)。NHKのEテレで「趣味どきっ! はじめてのスマホ バッチリ使いこなそう」に講師として出演。近著に「未来IT図解 これからの5Gビジネス」(エムディエヌコーポレーション)がある。ニコニコチャンネルにてメルマガ(https://ch.nicovideo.jp/226)も配信。

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