COMPUTEX2023に見る台湾の自動車産業への取り組み(TADAブースフォトレポート)

2023年5月30日から6月2日まで台湾、台北でアジア最大のIT関連展示会「COMPUTEX Taipei 2023」(以下COMPUTEX)が開催された。PCを中心にクラウドからWi-Fi 7や5G、さらにAIなど最近のトレンド技術の展示が目立ったが、TADA(Taiwan Advanced Automotive Technology Development Association)もブースを構え参加企業の技術やソリューションの展示を行った。

TADAは自動車産業への台湾企業の本格的な進出を支援する目的で2021年末に設立された。自動車はすでにIT化が進んでおり「動くPC」と言っても過言ではなく、この分野への参入は台湾のIT系企業にとって大きなビジネスチャンスとなる。

台湾企業が直接自動車を開発・製造する動きはないが、インタラクティブなダッシュボードディスプレイ、パワートレイン、自動運転支援や都市交通のスマート化に向けてのハードウェア・ソリューションなど、多くの企業がすでに開発を行っている。COMPUTEXでも大手企業によるEV給電システムの展示が目立つなど、台湾のみならず海外での採用例もデモされた。

TDADブースでは同協会参加企業の自動車関連技術を展示した。出展企業のミニブースの様子をフォトレビューでまとめた。

Sentec Green Technology

Inventec / VRSTATE

Clientron Corp

oToBrite

Powerchip Semiconductor Manufacturing

Sysgration

MSI

Pegatron

AI Memory

なおTADAの紹介を同協会のWEBページから掲載する。

「台湾先進自動車技術開発協会」(TADA) は、Powerchip Group の社長である Frank Huang によって提案されました。ICT業界から合計30名の代表者がイニシエーターとして招待されました。関連法に基づいて内務省から認可を受けました。 この協会の目的は、台湾の ICT 産業を促進し、先進自動車産業に統合し、台湾の先進自動車産業の国際競争力を強化し、台湾の ICT 産業のサプライチェーンを台湾の次の 1 兆ドル産業に導くことです。この協会の発起人らはまた、Powerchip、AUO、Pegatron、AMPA、TCA などの専門家団体や関連業界の代表者を集めて設立に参加しました。 協会の主な任務は次のとおりです。

1. ICT産業が産業界、政府、教育、研究機関とリソースを統合し、先進的な自動車産業のバリューチェーンを確立し、先進的な自動車製品と技術の研究開発に協力し、新しい顧客と市場を一緒に開拓できるよう支援する。

2. 業界間の協力を促進し、先進的な自動車製品と技術を統合して、より大きな産業上の利益を生み出すためのプラットフォームを確立します。

3. 国際的な先進的な自動車規格を統合し、通信およびシステム統合産業が国際規格を満たすのを支援し、産業バリューチェーンの国際競争力を生み出します。

4.国内の関連業界団体と協力して、各種フォーラム、セミナー、シンポジウムを開催し、各種企業訪問や国際活動に参加し、関連業界とのつながりを強化し、様々な新たな産業モデルやビジネスチャンスを探求・開発する。

現在、当協会では、「技術顧問委員会」、「異業種連携SIG」、および「自動車半導体SIG」、「スマートコックピット&知能運転SIG」、「電力・エネルギー制御SIG」の3つの技術部門を組織する予定です。 」業界のコミュニケーションと標準策定を支援します。

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山根康宏/Yasuhiro YAMANE

香港在住の携帯電話研究家。スマートフォンを中心にIoT、スマートシティー、プロダクトデザインなどターゲット範囲は広い。年の大半を海外取材に費やしており、モビリティーの進化を日々体感している。

-COMPUTEX Taipei 2023, EV, SmartCity, コネクテッドカー, 展示会レポート
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