Xiaomi、人型ロボットとスマート電気自動車の開発に意欲示す

スマートフォンメーカーであるXiaomiは、8月11日に開催した新製品発表会において、人型ロボット「CyberOne」を発表。さらにスマート電気自動車の開発状況を説明しました。

CyberOneは、昨年発表した4足歩行ロボットCyberDogに続くCyberシリーズの最新作です。人型の手足を備え、2足歩行に必要な姿勢をサポートすることができ、最大トルクは300Nmに達します。

また、人間の感情を検出する機能や高度な視覚機能、現実世界の3次元仮想化にする機能などについても

CyberOneは、身長177cm、体重52kg、腕の長さ168cmの人型ロボットです。最大で21の自由度(DoF:Degree of Freedom)に対応し、各自由度において0.5msのリアルタイム応答速度を実現し、人間の動きを完全にシミュレートすることが可能です。上肢の関節には、最大30Nmの定格出力トルクを持つ、重量わずか500gの高効率モーターを開発しました。股関節のモーターには、最大300Nmの瞬間的なピークトルクを発生させることができます。

また、片手で1.5kgまでの重量を支えることができ、デモンストレーションによるプログラミングが可能です。

その他にも、3次元空間の認識や、個人のジェスチャーや表情の認識も可能です。自社開発の環境認識エンジンと音声感情認識エンジン「MiAI」を搭載し、85種類の環境音と45分類の人間の感情を認識することが可能です。

スマートEV分野の展望―2024年までに業界トップを目指し組織体制を強化へ

Xiaomiはスマート電気自動車分野への参入を発表して以来、自動運転分野を強化しています。記者会見では、Xiaomiの自動運転技術のライブロードテスト映像を披露し、高度なアルゴリズムと包括的なシナリオのリストを処理する能力を紹介しました。

「Xiaomiの自動運転技術は自社開発のフルスタックアプローチを採用しており、プロジェクトは予想を超えて進展している」とXiaomiグループの創業者、会長兼CEOの雷軍(レイ・ジュン) はコメントしています。

Xiaomiは、自動運転技術の研究開発の第一段階に33億元(約663億円)を投資します。500人以上の世界レベルの専門家による研究開発チームを設立し、年末までに600人以上の規模に拡大する見込みです。また、140台のテスト車両を製作予定で、中国本土内でテストし、2024年までにスマートEV業界のリーダーを目指します。

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MobiliTech編集部

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