8月17日（米国現地時間）、ホンダは、北米で2024年初頭に発売を予定している新型電気自動車（EV）「Acura ZDX」及び「ZDX Type S」を、米国カリフォルニア州モントレー半島の「Monterey Car Week（モントレー・カー・ウィーク）」において初めて公に披露した。
ホンダは、2040年までにEV・FCEVの販売比率をグローバルで100％とするという大きな目標を掲げ、その下で各地域の市場特性に合わせたEVの導入を推進している。この新型「ZDX」はAcuraブランドとして初めてのEVであり、同時に2024年に発売予定の「Honda PROLOGUE」と共に、北米の電動化戦略を先導するモデルとして位置づけられている。
さらに、「ZDX」はゼネラルモーターズ（GM）との共同開発モデルとなっており、GMが開発した「Ultium（アルティウム）」バッテリーを採用。昨年発表されたデザインコンセプト「Acura Precision EV Concept」の具現化モデルとして、102kWhのバッテリーを有し、EPA（米国環境保護庁）基準での航続距離は300マイル（約482km）以上を目指す。特に、「Type S」は、最高出力約500馬力のモーターを持ち、AcuraのSUVとしては史上最も高性能である。その他、車載向けの「Google built-in」というコネクテッドサービスや高品質なサウンドシステム「Bang & Olufsen」を標準装備し、洗練された車内を提供する。
また、Acuraの未来の方向性を示す「Acura Electric Vision Design Study」という映像も公開された。そのデザインには、Acuraブランドが持つ「Precision Crafted Performance」の哲学を、次世代のEV時代に向けてさらに進化させた姿が描かれている。
