スマートアイとOMNIVISION、GSRとユーロNCAPの要求を満たす次世代車載用車室内センサーのソリューションを発表

自動車業界向け車内センシングAIおよびドライバーモニタリングシステム(DMS)ソフトウェアのグローバルリーダーであるSmart Eye AB(スマートアイ)と、先進デジタル画像、アナログ、タッチ&ディスプレイ技術を含む半導体ソリューションの世界的開発企業であるOMNIVISIONは2022年9月13日、車内センシングで比類ない精度を実現する両社の連携ソリューションを発表しました。このソリューションは、2022年9月12日~14日に開催されるAutoSens Brusselsでデモンストレーションが行われる予定です。

このソリューションは、Smart Eyeの世界最先端のインテリアセンシングAI用アルゴリズムと、OMNIVISIONの車内・乗員監視システム(IMSおよびOMS)用次世代RGB-IR BSIグローバルシャッター(GS)センサーを組み合わせたものです。自動車OEMに、一般安全規則(GSR)およびユーロ新車評価プログラム(NCAP)の要件に完全に準拠した最適なインテリアセンシング機能を提供するものです。

OMNIVISIONのGSセンサは、クラス最小の2.2ミクロン画素と最高の940nm近赤外線(NIR)感度を備えています。このセンサーは最先端の性能を備えており、2~4個のLEDの代わりに単一LEDの設計を可能にし、消費電力、サイズ、コストを削減します。また、OMNIVISION社の画期的なNyxel NIRテクノロジーにより、グローは最小限に抑えられます。このテクノロジーは、新しいシリコン半導体アーキテクチャとプロセスを使用して、目に見えない940nmのNIR光波長で36%という世界最高のDMSの量子効率を達成し、AIソフトウェアアルゴリズムが使用する最もクリアなドライバー画像を提供します。また、小型画素とa-CSPパッケージにより、カメラモジュールのサイズをさらに縮小しています。Smart Eyeの新しく強化されたインテリア・センシング・アルゴリズムと組み合わせることで、自動車OEMに完全でシームレスなソリューションを提供することができます。

Smart Eyeのオートモーティブ・ソリューション担当副社長、デトレフ・ウィルケは、「インテリア・センシングには、複雑な環境下でハイエンドの性能を発揮するセンサーが必要です。次世代の自動車がより高いレベルの自律性を持つようになるにつれ、これらの先進技術によって実現される革新的なインテリア・センシング機能は、自動車メーカーから高い需要が見込まれます。このOMNIVISIONとの長年のパートナーシップは、現在と将来の両方の業界のニーズを満たすために私たちを位置づけています」と述べています。

OMNIVISION の自動車マーケティング担当ディレクターである Andy Hanvey は次のように述べています。 「次世代ピクセルはこれらの要件を満たし、必要な LED は 1 つだけです。 Smart Eye の最先端のアルゴリズムと組み合わせると、これは自動車 OEM にとって魅力的なソリューションとなります」

共同ソリューションは、2022年9月12日から14日に開催されるAutoSens Brusselsの期間中、ブース28で実演されます。

Smart Eyeについて

Smart Eyeは、複雑な環境における人間の行動を理解し、サポートし、予測する技術であるHuman Insight AIのグローバルリーダーです。私たちは、安全で持続可能な未来のために、人間と機械の間のギャップを埋めています。当社のマルチモーダルなソフトウェアとハードウェアのソリューションは、自動車や行動研究において、これまでにないヒューマンインサイトを提供し、2021年に買収したAffectivaとiMotionsの企業もサポートしています。

Smart Eyeは、20年にわたる自動車業界での経験をもとに、すぐに使えるドライバーモニタリングシステムと次世代型のインテリアセンシングソリューションを提供しています。Smart Eyeの技術は、OEMまたはティア1ソリューションとして次世代自動車に組み込まれており、BMWや吉利を含む世界有数の自動車メーカー14社から94車種に採用されています。またスマートアイは、フリートや少量生産のOEM向けにハードウェアとソフトウェアの完全なソリューションを提供し、現在走行中の車両にパワーを供給しています。自動車業界のパートナーとして、Smart Eyeはより安全で持続可能な交通手段、そしてウェルネス、快適性、エンターテイメントを向上させるモビリティ体験への道を切り拓いています。

行動研究においては、当社の先進的なアイトラッキングシステムは複雑な状況下で比類ないパフォーマンスを発揮し、自動車、航空、支援技術、行動科学、その他多くの分野で人間の行動や人間と機械の相互作用に関する深い洞察を提供しています。現在、当社の技術は、NASA、エアバス、ボーイング、ダイムラー、アウディ、GM、ハーバード大学をはじめ、世界中の何百もの研究機関や大学で使用されています。

Smart Eyeは1999年に設立され、スウェーデンに本社を置き、米国、英国、ドイツ、デンマーク、エジプト、シンガポール、中国、日本にオフィスを持つ株式公開企業です。詳細については、www.smarteye.aiを参照。

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MobiliTech編集部

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