Qualcomm Technologiesは1月4日（現地時間）、複数世代のSnapdragon Rideプラットフォームの採用が増えていることを明らかにしました。
第一世代のSnapdragon Ride Platformは、すでに世界中の商用車に採用されています。
さらに業界をリードする4ナノメーターSoCと統合Snapdragon Ride Visionスタックを搭載し、セーフティクリティカルなシステムから快適なADAS機能までをサポートする次世代Snapdragon Ride Platformは、2025年の生産を目指すすべての大手Tier1サプライヤーで試験されています。
Snapdragon Ride Platformsは、自動車業界で最も高度で拡張性とカスタマイズ性に優れた自動運転システムオンチップ（SoC）ファミリの1つで、自動車メーカーやティア1サプライヤーが安全かつ電力効率に優れたADAS/ADソリューションを製造できるよう設計されています。
このプラットフォームは、ハードウェアとソフトウェア全体で最高レベルの自動車安全に適合するように設計および評価されています。さらに、Snapdragon Rideプラットフォームは、進化する自動車アーキテクチャに適応できるカスタマイズ性を備え、専用の人工知能（AI）アクセラレータによって拡張され、拡大するADAS/AD運用設計領域（ODD）をサポートできるように設計されています。Snapdragon Ride Platformsは、業界で実績のあるSnapdragon Ride Visionシステムを介して、カスタマイズや設定が可能なモジュール式のADAS/ADソフトウェアにより、カメラ、レーダー、ライダー、ADマップ、超音波センサーなどのマルチモーダルセンサーをサポートするターンキーソリューションとして機能します。
また、自動車メーカーは、駐車場やドライバー・モニタリング・システム（DMS）などの個別のソフトウェア・スタックを搭載したTier-1ハードウェア・プラットフォームで、Snapdragon Ride Autonomous DrivingスタックのモジュールをSnapdragon Ride Visionシステムとともに利用することにより、ソリューションの差別化を図ることができます。
Qualcomm Technologiesのオートモーティブ担当シニア・バイス・プレジデント兼GMのNakul Duggalは「ADASおよびAD向けに設計された業界唯一のスケーラブルでオープンなシステムとして、2020年の導入以来、当社のSnapdragon Ride Platformsが着実に勢いをつけていることに満足しています」と述べています。「当社のSnapdragon Ride Platformsの成功は、自動車メーカーやティア1エコシステムとの強い関係や協力関係のおかげであり、安全でセキュアなADASおよびADシステムの実現に向けた業界の取り組みを進めるため、今後も共にイノベーションに取り組んでいきたいと考えています」と語りました。
なお、同プラットフォームを新たに採用するのは
Continental
Haomo.AI
Innoviz
Hyundai Mobis
JOYNEXT
Luminar
ThunderX
Valeo's Comfort & Driving Assistance Business Group
Veoneer
ZF
となります
