アウディとパワーエックス、150kW充電環境整備に向けた業務提携を締結

アウディジャパンは2023年1月20日、都内で年頭記者会見「Audi New Year Press Conference 2023」を開催。

パワーエックスとの業務提携を行い、同社が開発する超急速充電器「Hyperchager」を国内のアウディe-torn店に導入すると発表した。また、両社が共同で「Audi charging hub」の設置運営に関して協議、具体的な検討を進めるとした。

ここ数年、アウディジャパンはBEVに積極的だ。

2020年の登録台数は全体で2万750台だったが、そのうち、e-tronは800台、販売比率は3.9%になるという。2021年は1.5%だったため、倍以上の販売比率になった。

しかし、2023年はEV販売比率を12%、2022年の3倍までに引き上げるとした。

充電ネットワークはすでに全国のアウディe-tron、102店舗で展開されているが、これを今年中に150kW対応させるという(現在は50k Wが42店舗、90kWが8店舗、150kWが52店舗)。

また、現在、海外のみで展開されている都市型急速充電ステーション「Audi charging hub」を日本で展開したいとしている。

記者会見ではマティアス・シェーパース氏とパワーエックスの伊藤正裕CEOとのトークセッションも行われ、「日本には再生エネルギーによる充電環境整備が必要」と語られた。

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石川 温/Tsutsumu ISHIKAWA

月刊誌「日経TRENDY」編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。ラジオNIKKEIで毎週木曜午後8時20分からの番組「スマホNo.1メディア」に出演(radiko、ポッドキャストでも配信)。NHKのEテレで「趣味どきっ! はじめてのスマホ バッチリ使いこなそう」に講師として出演。近著に「未来IT図解 これからの5Gビジネス」(エムディエヌコーポレーション)がある。ニコニコチャンネルにてメルマガ(https://ch.nicovideo.jp/226)も配信。

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