ユビ電、日本最大級のEV充電インフラを福岡のマンションに導入

2023年7月5日

ユビ電株式会社(代表取締役社長:山口典男)は、電気自動車の充電サービス「WeCharge」を福岡市アイランドシティの分譲マンション「フォレストプレイス香椎照葉ザ・テラス」(福岡市東区)に導入することを発表した。このプロジェクトは、全429区画のマンション駐車棟で個別に充電が可能な、日本最大級のEV充電インフラの構築を予定しており、リフェコ株式会社と木津電気工事株式会社の協力のもと、2023年末までの完成を目指す。

ユビ電のWeChargeプラットフォームと接続したスマート分電盤が電力制御を統合的に行い、全429区画の駐車場に設置される充電用コンセントによって全車両へのスマート充電が可能になる。この電力系統(グリッド)と連携した充電インフラは、余剰電力をEVへの充電に活用し、ピークシフト・ピークカット等を通じて電力需給の安定化に貢献する。

ユビ電のこの先進的な充電システムは、EV所有者に対し充電料金の低減と経済的な利益を提供する。さらに、その規模が大きいほど、このシステムの効果は増大する。全区画への充電インフラ導入により、電気自動車の購入が促進され、EV台数の増加が見込まれる。

2030年までには、このマンション全体の蓄電池容量が現在の約500kWhから20倍の10,000kWhにまで拡大すると予測されている。これにより、エネルギー需給の調整や、利用者間でのエネルギー調整などによるグリッド負荷の抑制が可能となり、持続可能なエネルギー社会の実現への大きな一歩となる。

ユビ電のWeChargeは全国のマンション、アパート、ビルへの導入を進めており、2025年末までに累計8万口の充電設備の導入を目指している。ユビ電は、これからもモビリティとエネルギーの融合領域で事業の拡大を図っていく。

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MobiliTech編集部

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