コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、Tesla Motors Japanと提携し、「スーパーチャージャー・ステーション設置に関する基本合意書」を締結したことを発表した。2023年6月29日13時から、埼玉県所沢市のファミリーマート所沢インター店でTesla製の電気自動車(EV)急速充電設備(スーパーチャージャー)の運用を開始した。これは国内のコンビニエンスストアとしては初の取り組みである。
ファミリーマートは2010年から地域インフラの一環として店舗への急速充電器の設置を進めてきた。現在では全国の約600店舗に充電器が設置されており、流通・小売業界では最多である。一方Teslaのスーパーチャージャーは、プラグを挿すだけで自動的に充電され、約15分で最大275km分の走行距離を充電できることが特長で、2023年5月末時点で全国70箇所に設置されている。
電気自動車の普及が進む中、Teslaの車両向けに特化した充電インフラ、すなわちスーパーチャージャーの設置は、ファミリーマートがお客様の利便性向上を追求する一環である。これにより、Teslaの車両を所有する顧客は、ファミリーマートで買い物をしながら車を充電することが可能となる。
また、ファミリーマートは今後もスーパーチャージャーの設置拡大に努めるとともに、Teslaとの連携を深め、ファミリーマートの店舗駐車場を利用した試乗会などのイベントも計画しているとのことである。これらの取り組みは、電気自動車の普及とともに新たなサービスの提供を目指している。