ホンダは2024年春に発売予定の新型「ACCORD(アコード)」の詳細を公開した。1976年に初代が登場して以降、アコードは社会と共に進化し、グローバルモデルとしての地位を築き上げてきた。この11代目の新型アコードは、「人と時代に調和したクルマ」という初代からの信念を継承し、最新の安全技術や先進装備を搭載している。
デザイン面では、外観はロー&ワイドなプロポーションに力強いノーズ、そして流麗なフォルムが特徴となっている。照明に関しても、フルLEDの薄型フロントヘッドライトや横一文字のリアコンビネーションランプで、ワイド感を際立たせている。室内デザインには、水平基調のスタイルが採用され、ソフト素材による高級感が演出されている。また、マルチカラーのアンビエントライトが標準装備となり、7色から選択が可能だ。
動力に関しては、2.0L直噴アトキンソンサイクルエンジンに、新開発の2モーター内蔵電気式CVTが組み合わされ、最大トルクの向上とともに静粛性も確保されている。また、HMI(Human Machine Interface)として、12.3インチのHonda CONNECTディスプレーや10.2インチのバイザレス液晶メーター、さらには11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレーが導入されている。
国内のHonda車で初めて、車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」が搭載される。これにより、GoogleアシスタントやGoogleマップ、Google Playなどが車内で利用できるようになった。
安全面においては、最新の「Honda SENSING 360」が初めて搭載される。これにより、前方交差車両警報や車線変更時の衝突抑制機能、車線変更支援機能など、さらに進化した安全運転支援が実現される。
2025年には、次世代のHonda SENSING 360技術がアコードに追加され、発売予定である。これにより、ドライバーの異常や周囲の環境を検知して事故リスクを減少させる技術が導入されることとなる。
発売に先駆けて、2023年12月には先行予約が開始される予定である。