
株式会社NearMe(ニアミー)の独自AIを活用したシェア乗りサービスが、国土交通省が2025年度より取り組む「地域交通DX:MaaS2.0」の「リアルタイム相乗りタクシーマッチングシステム開発プロジェクト」に採択されました。
近年、地方部における公共交通機関の縮小や廃止、観光地でのタクシー需要増加とドライバー不足が深刻化しています。このような課題に対し、国土交通省はデジタル技術を活用した地域交通の構築を目指しており、「地域交通DX:MaaS2.0」を推進しています。この取り組みは「サービス」「データ」「マネジメント」「ビジネスプロセス」の4つの観点から地域交通の持続可能性と利便性向上を図るものです。
その中で、ニアミーのシェア乗りサービスは「サービス」の観点から「リアルタイム相乗りタクシーマッチングシステム開発プロジェクト」に採択されました。本プロジェクトでは、既存のタクシーを最大限に活用し、1乗車あたりの利用者数を増やす「シェア乗り」の仕組みを提供します。ニアミーは、利用者主体の募集やプッシュ通知の開発により、事前予約中心だったサービスをリアルタイムマッチングへと進化させ、「すぐ乗れる」「もっと乗れる」相乗りタクシーの実現を目指します。
ニアミーの「シェア乗り」サービスは、独自のAIを活用した最適なルーティングにより、出発地から目的地までドアツードアで移動できるタクシーのシェアサービスです。空港送迎型の『エアポートシャトル』は、サービス開始から累計予約人数100万人を達成しており、現在は全国16の空港とその周辺都市部で利用可能です。ニアミーは、地域が抱える移動課題の解消に向け、自治体との連携による実証事業なども行っています。