アップルが「次世代CarPlay」をチラ見せ。メーターパネルをカスタマイズ可能に

 アップルは2022年6月6日、開発者向けイベント「WWDC22」を、アメリカ・クパティーノにあるアップル本社で開催しました。

 そのなかで、iPhoneをクルマにつないで音楽再生や電話の着信、地図アプリを車内のディスプレイに表示する「CarPlay」の次世代バージョンを発表しました。

 次世代CarPlayでは、クルマから速度や燃料の残量、温度などの走行データを表示できるようになります。また、複数のディスプレイに対応し、カーナビのディスプレイだけでなく、メーターパネルやダッシュボードのディスプレイに表示でき、デザインも自在に変更が可能です。

 賛同するメーカーとしてはメルセデスベンツ、ポルシェ、フォード、日産、ジャガー、アウディ、リンカーン、ルノー、ボルボ、日産、ホンダなどが名を連ねています。

 次世代CarPlayに対応した具体的なクルマは、来年後半に発表予定です。

 すでに市場では、クアルコムが自動運転やコネクテッド、車内エンターテインメントなどのプラットフォームとなる「Snapdragon Digital Chassis」を発表し、自動車メーカーとの提携が進んでいます。

 また、ソニーとホンダが組んで、2025年にEVを製品化すると発表しています。

 コネクテッドカーを作る上で、クルマメーカーとIT企業が連携がこれからも進んでいきそうです。

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石川 温/Tsutsumu ISHIKAWA

月刊誌「日経TRENDY」編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。ラジオNIKKEIで毎週木曜午後8時20分からの番組「スマホNo.1メディア」に出演(radiko、ポッドキャストでも配信)。NHKのEテレで「趣味どきっ! はじめてのスマホ バッチリ使いこなそう」に講師として出演。近著に「未来IT図解 これからの5Gビジネス」(エムディエヌコーポレーション)がある。ニコニコチャンネルにてメルマガ(https://ch.nicovideo.jp/226)も配信。

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