スーパーGTの海外戦が復活するかも知れない。
2023年8月6日、「FUJI GT 450km RACE」が行われた富士スピードウェイでGTAの定例記者会見が開催された。
GTAの板東正明代表によれば「海外ラウンドをやりたいと言ってきている人たちがいます」という。
「一番声が大きいのはマレーシア。その次は中国だが、中国とはまだ大きな隔たりがある状態」とのことだ。
マレーシアはかつてスーパーGTが開催され、テストなども実施されていた馴染みのある国とも言える。
コロナが明け、すぐに復活できるかと思いきや、乗り越えなくてはならない壁は高いようだ。
「ロジスティックスの問題や開催権料などを考えると、今すぐは難しい。いろいろと模索している段階」だという。
実際のところ、かつて開催していたころに比べると、輸送費が2倍近くとなっているとのことだ。
しかし、板東代表の頭の中では復活に向けて構想が着々と進んでいるようだ。
まずは来年1月にマレーシアテストを実施。このテストにはGT500の各メーカーが1台を持ち込むが、GT300のクラスは参加しない。
2024年1月にテストができれば、当然、2025年1月にもテストを実施することになる。2025年1月にテストを行い、マシンはそのままマレーシアに残す。その後、2月にマレーシアでレースを開催することで、「晴れて、2025年に海外ラウンド復活」というシナリオを描いているようだ。