Niterra MOTUL Zが雨と炎上で大混乱のレースを制し今季初優勝【スーパーGT第4戦富士】

2023年SUPER GTシリーズ第4戦は、8月5日、6日の週末に富士スピードウェイで開催された。

決勝の8月6日、雨雲が富士スピードウェイ上空を覆い、フルウェットコンディションとなる中、1時45分にセーフティカー(SC)の先導の下、レースが開始された。初めの2周はSCによる緩やかな先導が行われ、その後本格的なバトルがスタートする。

ウェットのコンディションで絶好調の#3 Zは、レース早々、上位の2台を追い越して、続いて#24 Zをパスし、一気にトップへ躍り出た。一方、前戦でのアクシデントによるペナルティ消化のため、#23 Zはピットストップを余儀なくされる。そして、#1 Zのバゲットも順調に前を追い抜き、10番手へと浮上していく。

雨がやむと、各車は続々とピットインし、タイヤをスリックへと交換。GT500クラスのマシンは一斉にピットに入り、熾烈なタイヤ交換の戦いが繰り広げられた。

しかし、35周目にGT300クラスのマシンが火災を起こし、SCが導入される事態となった。再スタート後、各車のポジションは大きく変動。激しいポジション争いが繰り広げられる中、#3 Zの高星は圧倒的な速さを見せ、トップに立った。

レース終盤、再び雨が激しく降り始め、火災で中断されたこともあり、40分以上のレース停止となった。その後、再度のレース再開。#3 Zの高星は、その絶好調ぶりを維持し、75周目にトップに立つ。最終的に、100周を終え、2位に大差をつけての優勝を果たした。

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