VW「ツヴィッカウ工場」で電気自動車「100万台」生産突破!わずか約5年半で快挙達成

フォルクスワーゲン(VW)のツヴィッカウ工場(ドイツ、ザクセン州)で、約5年半におよぶ全電動車両の生産を経て、累計100万台目となるEVが生産ラインから出荷されました。

この100万台目の記念車両は、キングスレッドメタリックの「ID.3 GTX Performance」です。この車両は数週間後、ドレスデンのトランスペアレントファクトリーにて顧客に納車される予定です。

ツヴィッカウ工場は、VW、アウディ、クプラの3つのグループブランド向けに合計6種類のEVモデルを生産するマルチブランド拠点です。2019年11月4日にID.3の生産が開始され、全電動化への転換が始まりました。この工場は、内燃機関から電気モビリティへ100%転換したグループ初の工場であり、その転換には12億ユーロが投資されました。現在、世界中で登録されているVWグループのEVの約半分がこのツヴィッカウ工場で生産されています。

フォルクスワーゲン・ザクセン社のダニー・アウエルスヴァルト会長は、「100万台のEV生産達成は、従業員の強力な功績だ」と評価しました。また、同工場では、近年の多くの課題にも関わらず、常に高品質な車両を納期通りに供給してきたと述べています。今後の重要な取り組みとして、工場の競争力強化と将来投資の確保、そして循環型経済分野への参入の可能性を検討しています。

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MobiliTech編集部

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