
三菱自動車工業は、台湾のフォクトロン社および日産自動車株式会社とそれぞれ5月7日に覚書を締結・合意。完成車の供給(OEM供給)を受けることで、電動車のラインアップを拡充する方針を明らかにしました。
フォクトロンからは、同社が開発し、台湾の裕隆汽車製造が生産する電気自動車の供給を受けます。このモデルはオセアニア地域(オーストラリア、ニュージーランド)で、2026年後半の販売開始を予定しています。これは、オーストラリアでの2030年に向けた商品計画に含まれるものです。
日産自動車からは、次期「リーフ」をベースとする電気自動車のOEM供給を受けます。北米市場に2026年後半に投入する計画です。このモデルも、米国での2030年に向けた商品計画の一部です。また、三菱自動車は自社のPHEV技術を日産に提供し、2026年に日産の北米向けモデルとして供給する予定です。
これらの協業拡大を通じて、三菱自動車はグローバルでの電動車ラインアップを強化し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速させます。