ギフティ、沖縄県南城市Nバス乗車券電子化事業に「e街プラットフォーム」を提供

2022年4月15日

 ギフティは、沖縄県南城市Nバス乗車券電子化事業に、自治体・地域課題を解決するデジタルプラットフォームサービス「e街プラットフォーム」を提供。2022年2月21日より南城市内線「Nバス」の乗車券(通常運賃)と1日乗車券の電子化を実施いたしました。なお、この取組みは路線バスの乗車券に「e街プラットフォーム」を活用した初の案件です。

沖縄県南城市は世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」や「おきなわワールド」など、多くの観光資産を有する都市です。南城市は、2020年2月から3月には南城市内でのオンデマンド交通と小型モビリティ等を活用した観光型MaaSの実証実験に、2021年10月から12月には南城市およびうるま市での顔認証を活用した観光型MaaS実証実験に取り組まれていました。ギフティは、両観光型MaaS実証実験において「e街プラットフォーム」を提供しており、それらの実証実験の結果を踏まえ、この度の南城市Nバス乗車券電子化事業にも採用することとなりました。

「Nバス」は南城市内を巡るコミュニティバスです。今回のNバス乗車券電子化は、非接触決済による新型コロナウイルス感染症対策や、利用者のNバス利便性向上・利用促進を目的としています。またコロナが落ち着いた際は、Nバス乗車券とともに市内で使用できる施設専用券をセット販売する、アフターコロナにおける周遊観光客の誘致策としての活用も検討しています。

電子化されたNバスの乗車券(通常運賃)およびNバス1日乗車券は、アプリなどのダウンロードも必要なく、Nバス乗車券販売サイトからクレジットカード決済で購入できます。購入後は、バス降車時にスマートフォンのチケット画面からQRコード読み取り画面を表示し、バス車内のQRコードを読み取ることで利用できます。この度の電子化により、財布や物理的なカード等を持ち歩く必要がなく、スマートフォンのみでの乗車が可能となるため、紛失の心配もなく、非接触かつ衛生的に運用することができ安心して利用できます。

またクレジットカードによる購入が可能なため、乗車券の購入から利用までをスマホで完結することができます。また、電子化されたチケットをQRコード読み取りで即時利用済みにすることで、「いつ、どこで、どのチケット」が利用されたのか等のデータが、リアルタイムで蓄積可能となり、蓄積したデータをマーケティングにも活用できます。

ギフティは、引き続き、特定の地域で利用できる各種乗車券等の電子化および決済手段として「e街プラットフォーム」の提供を進め、公共交通機関、施設のチケットの電子化および決済手段等の利便性向上に取り組みます。また、ギフトで「人とまち」をつなぐというミッションのもと、「e街プラットフォーム」の普及を通じて、地域活性化および新たな体験の創出に貢献していきます。

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MobiliTech編集部

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