KDDI、WRC日本ラウンドでデジタルツインを活用してラリー観戦を再定義

KDDIは10月8日、静岡県・富士スピードウェイで開催された「RALLY FAN MEETING 2023 in 富士スピードウェイ」において、FIA世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンドにおける取り組みを発表した。

8日早朝からWellpine Motorsportの参戦車両、トヨタ・GRヤリスを高精度3Dでスキャン。

特定のスペシャルステージ(SS)ではデジタルツイン技術を活用し、実際の車両が走行する様子をデジタル上で再現する。大会期間中やその後、スマートフォンやスマートグラスを用いて、デジタルツイン上のコースを走行する3D車両の様子をリアルタイムで体感できる。

また、KDDIでは、センチメートル単位の高精度GNSS測位技術を車両に搭載し、デジタルツイン上での車の動きを精密に再現。写真を元にしたフォトグラメトリ技術やLiDAR技術を使って、3D車両を再現し、スマートデバイス上で実際のコースを走行する様子を楽しむことができる。

「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」期間中、Wellpine Motorsportのスポンサーは、スマートグラス「ThinkReality A3」で特定のSSの走行体験ができるコンテンツを楽しむことができる。大会後も、現地での観戦が難しかったファン向けに特別なコンテンツが提供される予定だ。

さらに、元SKE48の梅本まどか選手がコ・ドライバーとして参加。ボリュメトリックビデオ技術を活用し、彼女の動きや衣装を3Dデジタル化。大会期間中、スマートフォンのQRコード機能を使用して、3Dの梅本まどか選手がファンに向けてコメントを届ける「飛び出すAR」コンテンツが展開される。

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