ホンダ、中国市場向けに新型EVシリーズを発表

Hondaが中国市場に向けて新型EV(電気自動車)モデル「烨(yè:イエ)シリーズ」を発表しました。このシリーズには第1弾として「烨P7(イエ ピーセブン)・烨S7(イエ エスセブン)」、第2弾としてコンセプトモデル「烨GT CONCEPT(イエ ジーティーコンセプト)」が含まれています。烨シリーズは、中国市場で2027年までに6機種を投入する計画です。

「烨」の字は「明るく光り輝く」という意味を持ち、シリーズ名に選ばれました。Hondaは、烨シリーズを通じてクルマを運転する人々が操る楽しさを感じ、個性を輝かせてほしいという思いを込めています。中国の電動化市場において、Hondaは「e:N(イーエヌ)」シリーズに続く新たなEVシリーズとして烨シリーズを展開します。また、次世代EV向けの新たなHマークを車両に適用し、走行性能においては新開発のEV専用プラットフォームと長年培った電動化技術を融合させ、「操る喜び」を追求しています。さらに、AIによるサポートなどを通じて全ての乗員が快適に移動できる空間を目指しています。

烨シリーズの第1弾モデルである烨P7・烨S7は、新開発のEV専用プラットフォームを採用しています。烨P7は後輪駆動モデルで軽快なハンドリングを実現し、烨S7は四輪駆動モデルで高出力かつ意のままに操ることができるハンドリングを目指しています。車内は前後席ともにゆとりある空間を提供し、知性を感じられる運転体験を実現しています。烨P7と烨S7は2024年末以降に発売予定です。

一方、烨GT CONCEPTはHondaの中国市場におけるEVの象徴となるモデルとして開発されました。ロー&ワイドなシルエットと運転席の没入感を重視し、究極のドライビング体験を提供します。助手席には遠焦点ディスプレイを初めて適用し、プライベートシアターのような没入空間を提供します。烨GT CONCEPTをベースとした量産モデルは、烨シリーズ第2弾として2025年内に発売される予定です。

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