夜間も逃さない!OMNIVISION、高感度1.5MP車載センサーで事故ゼロへ貢献

OMNIVISIONは、車載用ドライバーモニタリングシステム(DMS)向けの新イメージセンサー「OX01N1B」を発表しました。この製品は、OMNIVISIONのNyxel近赤外(NIR)技術ファミリーの最新製品であり、1.5メガピクセル(MP)のRGB-IRまたはモノクロBSIグローバルシャッター(GS)センサーです。ピクセルサイズは2.2ミクロン(µm)、光学フォーマットは1/4.51インチです。OX01N1Bは、2025年4月23日から5月2日まで開催されるAuto Shanghaiで、エコシステムパートナーと共に展示されます。

OX01N1Bの主な特徴として、業界をリードする36%のNIR量子効率(QE)による優れた低照度性能、高い変調伝達関数(MTF)による良好な画質と解像度、低消費電力、そして非常にコンパクトなカメラモジュール設計を可能にする光学フォーマットが挙げられます。OmniPixel®4‑GS技術を採用し、全てのピクセルで同時に画像を検出し、高速な動きを歪みなく再現します。

OMNIVISIONの自動車製品マーケティング責任者であるDr. Paul Wuは、「2026年から欧州の全ての新車でドライバーモニタリングシステムの搭載が義務化され、グローバルな自動車業界でも安全性の向上を目指してDMSの採用が拡大しています。この流れを受け、OMNIVISIONは性能、サイズ、コストのバランスに優れたOX01N1Bを投入します」と述べています。また、OX01N1Bは従来のOX01H1Bよりもチップサイズが小さく、同じ光学パスを再利用可能であり、イメージシグナルプロセッサも内蔵していると説明しています。

Smart EyeのCEO兼創設者であるMartin Krantzは、「OMNIVISIONの新しいOX01N1Bセンサーは、驚くほどコンパクトなフォーマットで優れた性能を発揮します。これは当社の最新イノベーションであるAll-In-OneカメラAI ONEに最適な製品です」とコメントしています。

OX01N1Bは、最新の業界標準に適合するASIL Bとサイバーセキュリティ機能を統合しています。また、より小さなカメラ空間で高性能イメージセンサーを実装できるa‑CSPパッケージで提供され、ベアダイイメージャーをカメラモジュールに組み込みたい設計者向けには、リコンストラクテッドウェーハオプションも用意されています。

OX01N1Bは現在サンプリングが可能であり、2026年第3四半期に量産を開始する予定です。

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MobiliTech編集部

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