Honda e日記・第2回「HDMI端子にFire Stick TVを挿入してDAZNを楽しむ」

 

Honda eはEVなので、頻繁に充電しなければなりません。

 自宅の駐車スペースに200vコンセントを設置したので、自宅に泊めているときには充電が可能です。一晩、充電しておけば、ほぼ満充電状態になるので、すぐに長距離ドライブに行けるのは結構、快適です。

 しかし、出先で充電しようと思うと、充電できるスポットを探す必要があります。充電スポットでは1回30分というルールが定められており、30分間、じっと待たねばなりません。

 高速のSAやPAでは、トイレに入り、売店やレストランで小腹を満たすなどをすれば、あっと言う間に30分が経過します。しかし、何もない駐車場ですと「30分をいかに快適に過ごすか」が重要になってきます。

 Honda eには実はHDMI端子が存在します。HDMI端子にケーブルを差せば、ノートパソコンの画面などを、ダッシュボードにある大型ディスプレイに出力することができます。

「HDMI端子をどう活用するか」。

迷いに迷って購入したのがアマゾン「Fire TV Stick」でした。

 Fire TV Stickを直接、HDMI端子に挿入。Fire TV StickではUSB端子から電源の供給を受ける必要があるのですが、HDMI端子の横にはUSB端子もあります。しかも、その下にはポケットもあるので、Fire TV Stickとケーブルを収納することもできてしまいます。

 Fire TV Stickを楽しむにはインターネット回線が必要ですが、テザリングできるスマホと回線は山ほど持っています。大容量プランを契約しているSIMカードが刺さっているスマホのテザリング機能をオンにして、Fire TV Stickをつなぎます。

 これで、Honda eのディスプレイでFire TV Stickを視聴できる環境が整い、出先で充電している間、YouTubeで動画を見たり、TVerで見逃したバラエティやドラマを見るようになりました。

 4月10日には、DAZNでF1オーストラリアGPの決勝レースを見ちゃいました。

 もちろん、手持ちのiPhoneやAndroidのアプリでも見れなくはないのですが、ずっと手で持ち続けたり、不安定な場所に起き続けるのは結構、面倒だったりします。

 Honda eのディスプレイに出力できると、まるで自宅でテレビを見ている感じで、リラックスして視聴できます。音に関しても、Honda eのサウンドシステムから流れてくるで、満足度が上がります。

 実はHonda eにはHDMI端子の近くにコンセントも備わっているので、Apple TVなんかも接続することが可能です。しかし、Apple TVはどうしても筐体が大きいので、収納する場所に困るというのもあり、試してみたのですが、常時、搭載するのは難しいとFire TV Stickにしたのでした。

 Apple TVであれば、ゲームアプリなども楽しめて、充電の時間や子どもと遊ぶのにも最適です。アップルには是非ともスティックタイプでコンパクトな「Apple TV Stick」を是非とも作って欲しいものです。

 いずれにしても、ここ最近のクルマはディスプレイが大型化しています。また、ネットワークに接続し、車内Wi-Fi機能を備えるクルマも増えてきています。Honda eも車内Wi-Fiに対応していますが、そのあたりのお話は別の機会にしようと思います。

 すでにカーナビなどにはHDMI端子を備えている機器もありますが、今後はますます「車内でHDMI端子にスマートテレビデバイスをつないで、エンターテインメントを楽しむ」という楽しみ方が増えてくるのではないでしょうか。

 

HDMI、USB-A、1500Wのコンセントなどを装備
端子の下にポケットがあるので、リモコンやFire Stick TVを収納

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

石川 温/Tsutsumu ISHIKAWA

月刊誌「日経TRENDY」編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。ラジオNIKKEIで毎週木曜午後8時20分からの番組「スマホNo.1メディア」に出演(radiko、ポッドキャストでも配信)。NHKのEテレで「趣味どきっ! はじめてのスマホ バッチリ使いこなそう」に講師として出演。近著に「未来IT図解 これからの5Gビジネス」(エムディエヌコーポレーション)がある。ニコニコチャンネルにてメルマガ(https://ch.nicovideo.jp/226)も配信。

-石川温『モビリティの達人』
-,