
BMWグループとE.ONは2026年2月9日、ドイツ初の商用Vehicle-to-Grid(V2G)充電サービスを導入したと発表しました。これにより、電気自動車(EV)が電力網と双方向で電力をやり取りし、エネルギー市場への統合を促進します。
このV2Gサービスは、新BMW iX3を皮切りに、第6世代BMW eDrive技術搭載のNeue Klasse車両が対象です。専用のBMW Wallbox Professional、E.ONのV2G電力料金プラン、スマートメーターを組み合わせたパッケージを提供します。BMWとE.ONが共同開発したアルゴリズムにより、車両は自動的に電力網と充電・給電を行います。
車両の接続時間に応じて年間最大720ユーロのボーナスが提供され、BMW iX3ドライバーは年間最大14,000kmの走行を充電費用実質無料で賄えます。このシステムは電力システムの安定化に貢献し、再生可能エネルギーの活用を支援します。「My BMW App」で充電状況やボーナス額を確認できます。最初の100名のBMW iX3購入者には、BMW Wallbox Professionalが700ユーロ割引されます。
V2G以外の選択肢として、全BMW・MINI電動車向けのコスト最適化充電サービスも用意しています。電力価格が低い時間帯に自動充電することで、年間最大240ユーロの充電コスト削減が見込めます。さらに、E.ON新規顧客ボーナスに50ユーロが追加されます。
E.ONドイツCEOのフィリップ・トン氏は、V2Gが「電動モビリティとエネルギー転換を結びつける画期的なマイルストーンです」と述べました。BMWグループのマーカス・クリーク氏も「顧客コストを削減し、再生可能エネルギー利用を強化します」とコメントしました。