エストニアで自律走行バスの試験運行が開始

エストニアの首都、タリン市では2022年7月15日から9月14日まで、自動運転による小型バスの試験運転を行います。

運行エリアはエストニアのムスタマイ地区で料金は無料。毎週火曜日から日曜日の午前10時から午後4時の間に1.8kmのコースを約25分間隔で運行します。住宅地およびバスやトラム乗り場、ショッピングモールなどを巡回するとのこと。なお月曜日はメンテナンスのため運行は行いません。

自動運転に使用される小型バスはエストニアの自動運転車開発企業Auve Tech社が開発したもので、8人乗りの自動運転バスです。タリン市交通局は同社と協業して自動運転バスの可能性を探るために今回のパイロットプロジェクトを開始しました。バスは無人・自動運転が可能ですが、実際には係員が乗り込みすべての操作の安全性を監視し、トラブル時には人間の手によって操作が行われます。バスには周囲の物体やその動きを監視するさまざまな種類のセンサーが搭載されており、歩行者などの障害物を検知すると自動的にブレーキをかけるようにプログラムされています。自動運転バスは低速で移動し、他の道路利用者に脅威を与えることはありません。またあらかじめマップ化されたルートに従って走行します。

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山根康宏/Yasuhiro YAMANE

香港在住の携帯電話研究家。スマートフォンを中心にIoT、スマートシティー、プロダクトデザインなどターゲット範囲は広い。年の大半を海外取材に費やしており、モビリティーの進化を日々体感している。

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