ソニー・ホンダモビリティは1月4日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー展示会「CES」において、2026年に北米から販売する新型EVのプロトタイプを公開。ブランド名を「AFEELA(アフィーラ)」とすることを発表した。
「AFEELA」の由来について、川西泉社長兼最高執行責任者(COO)に尋ねたところ「真ん中にFEEL(感じる)という言葉を置き、我々の提供価値のコンセプトであるAで挟んでいる」と語った。
提供価値のコンセプトとはAutonomy「進化する自律性」、 Augmentation「身体・時空間の拡張」、 Affinity「人との協調、社会との共生」という3つのAとなっている。それらのAでFEELを挟んでいるというわけだ。
プロトタイプの外観はかなりシンプルな印象だ。過度なラインなどがなくスッキリとしている。外観について川西氏は「最近のクルマはかつてのケータイのように過剰なデザインになっている感がある。ケータイがスマホになり、シンプルでスッキリとしたデザインに生まれかわった。AFEELAでもスマホのような世界観を狙いたかった」と語った。
AFEELAでは、モビリティのインテリジェント化を進めるため、AD/ADAS、テレマティクスなど、主要機能にQualcomm Technologies製のSnapdragon Digital ChassisのSoCを採用する予定だ。プレスカンファレンスにはクアルコムのクリスチアーノ・アモンCEOも駆けつけた。
AFEELAはスマホのようにソフトウェアのアップデートで進化していく。まさに外観もシンプルにすることで、スマホのような「アップデートするワクワク感」を提供してくれることになりそうだ。