ソニーホンダ、2025年発売のEVブランドを「AFEELA」と発表。名前の由来を川西社長に聞いた【CES 2023】

2023年1月5日

ソニー・ホンダモビリティの水野 泰秀会長 兼 CEO

ソニー・ホンダモビリティは1月4日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジー展示会「CES」において、2026年に北米から販売する新型EVのプロトタイプを公開。ブランド名を「AFEELA(アフィーラ)」とすることを発表した。

「AFEELA」の由来について、川西泉社長兼最高執行責任者(COO)に尋ねたところ「真ん中にFEEL(感じる)という言葉を置き、我々の提供価値のコンセプトであるAで挟んでいる」と語った。

 提供価値のコンセプトとはAutonomy「進化する自律性」、 Augmentation「身体・時空間の拡張」、 Affinity「人との協調、社会との共生」という3つのAとなっている。それらのAでFEELを挟んでいるというわけだ。

プロトタイプの外観はかなりシンプルな印象だ。過度なラインなどがなくスッキリとしている。外観について川西氏は「最近のクルマはかつてのケータイのように過剰なデザインになっている感がある。ケータイがスマホになり、シンプルでスッキリとしたデザインに生まれかわった。AFEELAでもスマホのような世界観を狙いたかった」と語った。

AFEELAでは、モビリティのインテリジェント化を進めるため、AD/ADAS、テレマティクスなど、主要機能にQualcomm Technologies製のSnapdragon Digital ChassisのSoCを採用する予定だ。プレスカンファレンスにはクアルコムのクリスチアーノ・アモンCEOも駆けつけた。

AFEELAはスマホのようにソフトウェアのアップデートで進化していく。まさに外観もシンプルにすることで、スマホのような「アップデートするワクワク感」を提供してくれることになりそうだ。

 

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石川 温/Tsutsumu ISHIKAWA

月刊誌「日経TRENDY」編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。ラジオNIKKEIで毎週木曜午後8時20分からの番組「スマホNo.1メディア」に出演(radiko、ポッドキャストでも配信)。NHKのEテレで「趣味どきっ! はじめてのスマホ バッチリ使いこなそう」に講師として出演。近著に「未来IT図解 これからの5Gビジネス」(エムディエヌコーポレーション)がある。ニコニコチャンネルにてメルマガ(https://ch.nicovideo.jp/226)も配信。

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