日産は7月19日、電気自動車（EV）の充電方法を米国の顧客に幅広く提供するための新たな取り組みとして、2025年から北米充電規格（North American Charging Standard：NACS）を採用すると発表した。テスラ社との合意により、日産はNACSを採用する初の日本の自動車メーカーとなった。
現在、日産は2024年以降に販売を予定している「アリア」にNACS充電アダプターを提供する計画だ。アリアは急速充電にCombined Charging System 1（CCS1）規格を採用しているが、新たに開発されるアダプターを通じてNACSのプラグにも接続可能になる。
さらに、2025年以降に米国およびカナダ市場向けに生産される日産のEVは、NACS用充電ポートを搭載する予定である。これにより、テスラの急速充電ネットワークであるスーパーチャージャーの利用が容易になり、日産のEVユーザーが利用できる公共の急速充電スポットは大幅に増加する。
