野尻智紀がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目【SF第7戦もてぎ】

8月20日、栃木県・モビリティリゾートもてぎにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝レースが行われた。レースは、開始直後から多重クラッシュが発生し、一時は赤旗中断を迎えるなど、非常に荒れた展開となった。

そんな中、終始安定した走りを見せ、ポールポジションからのスタートを2勝目に繋げ、大量ポイントを手にしたのは、野尻智紀(TEAM MUGEN)であった。一方、序盤の混乱をうまく避け、タイヤ交換のタイミングを遅らせる作戦で2位の表彰台を獲得したのは、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)である。また、早目のタイヤ交換を選びながらも、3位でフィニッシュし、今季初の表彰台を飾ったのは、大湯都史樹(TGM Grand Prix)だった。

タイトルを争う宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)は、スタート時にアンチストールが入り出遅れるものの、その後のレースペースの良さとタイヤ交換戦略の成功により4位に返り咲いた。しかしながら、スタート直後の事故の原因ともなり、マシンも損傷したリアム・ローソン(TEAM MUGEN)は13位で終わり、ポイント獲得はならなかった。

今回のレースの結果、シリーズのタイトル争いは一段と混沌とした状況となっている。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-モータースポーツ
-