11月5日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われたSUPER GT最終戦「MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL」において、坪井翔/宮田莉朋組の36号車GR Supraが優勝し、シリーズチャンピオンを獲得した。第2戦の勝利、第3戦の2位表彰台を経て、第7戦での勝利を含む安定したパフォーマンスによって、チャンピオンの座をもぎ取った。
GT300クラスでは、シーズンを通じてランキング首位をキープしていた52号車GR Supraがチャンピオンを決定。堤優威/平良響組のmuta Racing GR86 GT 2号車とのタイトル争いは、この最終戦において決着を見た。
今大会はサクセスウェイトがリセットされるため、各チームがフルパワーで臨む総力戦となり、激しい戦いが予想された。また、このレースが立川祐路選手のGTドライバーとしてのラストレースとなることもあり、4日にはその功績を称えるセレモニーが催され、長年のキャリアを振り返るイベントが開催された。
TOYOTA GAZOO Racingのモリゾウは、36号車のチームに対し、2週連続での勝利とチームタイトル獲得を祝福。若手の育成に触れながら、先輩ドライバーへの感謝の言葉も述べた。特に、27年間にわたるGT 500への貢献を果たした立川祐路選手に対する敬意と感謝が表された。