OpenStreetのHELLO CYCLINGが漕がずに座れる「電動サイクル」のシェアリングサービスを開始 プレス向けの発表会と体験試乗会を開催

OpenStreet株式会社は、2024年1月30日から、国内初となる特殊な「電動サイクル」のシェアリングサービスを開始することを発表しました。これに先立ちプレス向けの発表会と体験試乗会が開催されました。

OpenStreetは既に「HELLO CYCLING」という電動アシスト自転車のシェアリングサービスを提供しており、ラストワンマイルの移動手段として公共交通機関の補完を目指しています。同社は交通結節点や公共施設に約7,400のステーションを設置し、295万人の利用者にサービスを提供しています。

2022年4月に道路交通法が改正され、新しい車両区分「特定小型原付」が誕生。これに合わせてOpenStreetは、glafit株式会社と協力して新車両の開発に取り組みをスタート。また、2023年4月からは自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務化となっています。

新しい「電動サイクル」は着座式で、初心者でも安心して運転できる設計。スロットル操作のみで簡単に運転でき、長距離の移動も疲れにくいです。初期投入は首都圏を中心に200台程度で、年内には約3,000台への拡大を予定しているとのこと。

利用料金は15分200円からで、12時間最大4,000円。サービス開始当初は千葉市とさいたま市の一部で利用可能で、今後、提供地域とステーション数を拡大する予定となっています。

また安全性と利便性については、スマートロック搭載の電動アシスト自転車と同様に、電動サイクルの利用者に対しても交通ルールの認識を促す啓発活動に取り組み、さらに走行データを集積し、交通安全施策や走行環境の改善に貢献していくと話しています。

同社の代表取締役社長CEO 工藤智彰氏によると、スマートロック搭載の電動アシスト自転車ではインバウンドの利用者もおり、特に台湾からの利用者が多いとのこと。ただし全体としてみると数%の割合で、これから力を入れていきたいと話していました。ただし今回の「電動サイクル」については、本人確認などの問題もあり当面は日本人への利用に限られています。

体験試乗した感想でいえば、高速走行モードは速度十分で安定して走れます。一方歩道走行モードは最大速度は6kmまでとなるので、やや不安定な印象。足をペダルからおろして立ちこぎ+モーターでの推進でアシストといった乗り方のほうが安定しています。とはいえ歩道を移動するならこの方法がほかの歩行者を事故で巻き込みにくいので安全かも。街中よりも、離島などにあったら便利かなと思うので、普及に期待したいです。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

中山 智/Satoru NAKAYAMA

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

-MicroMobility, 中山智『旅ゆけばMaaS』
-, ,