沖縄のバス乗り放題パスがアプリから購入できる「OTOPA」を使って分かった便利なポイントと問題点

沖縄の公共交通機関といえば路線バスがメイン。ただし交通系ICカードは、沖縄の「OKIKA」しか使えません。そのため旅行者には若干不便なポイントでもあります。

そんな沖縄の路線バスですが、以前から旅行者向けに「沖縄路線バス周遊パス」が販売されています。1日もしくは3日間、沖縄の路線バスが乗り放題になり、モノレールの「ゆいレール」も乗り放題になるプランもあります。

筆者も以前これを利用して、沖縄のバス旅を楽しんだことがあります。乗降時に運転手へパスを見せるだけなので、かなりラクチンです。

ただし、このパスは販売所で購入する必要があり、営業時間もあるため、朝早くから移動したいときは、前もって買っておく必要があるのが不便でした。

そんな不便さを解消したサービスが、「OTOPA」というアプリです。「沖縄路線バス周遊パス」をアプリ上からいつでも購入可能。「沖縄路線バス周遊パス」は24時間券ではなく1日券なので、フルに活用するため早朝早くから動きたいひとにピッタリです。

支払いもクレジットカードのほか、Apple PayやGoogle Pay、PayPayにも対応しているので、「OTOPA」をインストールしたスマホで、これらの決済サービスを利用していればカンタンです。

実際にバスへと乗り込む際は、アプリを起動して「沖縄路線バス周遊パス」をタップし、画面にある「乗車」を選択すると、QRコードリーダーに切り替わるので、運賃箱などに貼ってあるQRコードを読み込めばOK。降車時も同じで、アプリから「降車」を選んでQRコードを読み込みます。

▲QRコードを読み込むと画面が切り替わる

紙のパスは見せるだけなので、「OTOPA」のほうが若干手間かなという気もします。アプリの画面切り替えなども若干時間がかかるのが気になります。

とはいえ、いつでもパスが購入できて、普段から持ち歩いてるスマホで乗降できるのは便利・・・・・・と思ったのですが、実際の運用上で気になるポイントがありました。

最初に乗ったバスは、運賃箱の上に大きくQRコードを貼り付けていたのですぐに読み込めました。問題は次のバス以降で、運賃箱の横に小さなQRコードが貼り付けてある状態のバスです。

▲最初に乗ったバスが掲示していたQRコード
▲それ以外は運賃箱の横に貼ってあり、これが筆者のスマホからは読み込めない

筆者はiPhone 14 Proで「OTOPA」を使っていたのですが、QRコードが小さすぎて読み込めません。近づけるとピントが合わず、遠ざけると小さくてQRコードを読み込んでくれません。貼ってある位置も運賃箱の横なのでかざしにくい。運転手の話では「昨日も同じ状況の人いたんだよね」とのことです。

幸い、大きいQRコードを印刷した紙をバスには用意しているようで、それを読み込めばオーケーなのですが、運転手に「このQRコードだと小さくて読めないので、大きいのをお願いします」と毎回伝えるのはめんどうです。

最近のハイエンドスマートフォンはメインセンサーが大きいものがあり、端末標準のアプリではQRコードを読み込む際も考慮したアプリの設計がされています。ですが、サードパーティーの汎用アプリだとそうもいかず、ハイエンド端末ほど「小さいQRコードが読めない問題」が見受けられます。

すべての端末でテストするわけにはいきませんが、公共交通機関で採用するならば、もうちょっと運用テストをしっかりしたほうがいいかなと思うとともに、QRコードのサイズはちょっと大きめでお願いします!

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中山 智/Satoru NAKAYAMA

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

-中山智『旅ゆけばMaaS』
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