インバウンドもアウトバウンドもクレジットカードのタッチ決済普及でさらに旅がラクに

三井住友カードは、2022年8月2日に「stera transitシンポジウム 2022 summer」を開催。同社が取り組んでいる交通機関のタッチ決済「stera transit」についての現状報告などが行われました。

現在国内での交通機関でタッチ決済採用数は約30プロジェクト。全国20道府県に広まっています。現在はコロナ禍の関係でインバウンドでの利用者はあまり多くありませんが、今後インバウンドの旅行が増えた場合、海外からの旅行客の利用も増えると予想されるため、今後の拡充がさらに期待されます。

▲国内での採用例

実は海外では多くの交通事業者が採用している、タッチ決済による交通乗車。実際筆者も各国でクレジットカードによる交通乗車を体験しています。たとえば英国。ロンドンオリンピックを機に導入されたタッチ決済による交通乗車ですが、地下鉄やバスなど共通の仕組みのため、あれこれ迷わずクレジットカードだけで乗車できます。またApple PayやGoogle Payといったスマートフォンでのタッチ決済でも乗車できました。

直近ではタイ・バンコクの地下鉄(MRT)でも、クレジットカードのタッチ決済による交通乗車がテスト運用されていました。こちらはスマートフォンでのタッチ決済はエラーで使えなかったものの、タッチ決済対応のクレジットカードなら問題なく乗車できました。

▲バンコクの地下鉄もカードタッチでの支払いがスタート

海外はクレジットカードで支払う際に、タッチ決済というのが一般的になっています。スマートフォンでのタッチ決済にも対応しているケースが多く、財布を取り出さなくてもスムーズに決済ができるのでラクチンです。

▲ハワイの飲食店でもスマートフォンでのタッチ決済ができた

交通乗車の支払いも含め、各国どこに行ってもクレジットカードやスマートフォンで同じように決済できると、旅はさらにラクになりそうです。

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中山 智/Satoru NAKAYAMA

海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

-中山智『旅ゆけばMaaS』
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